こんにちは。しんてぃーです。
『エッセンシャル思考法 最少の時間で成果を最大にする』という本を読んだので共有します。
あれこれ色々なことに手を出しているのに結果がでない人にはかなりオススメの一冊でした。
捨てろ。極めろ。さすれば与えられん。
本書のメッセージは「より少なく、より良いものを追求しろ」です。
もう少し具体的にいうと「不要なものは捨てて、最優先事項に絞って行動しろ」いうこと。
これかなり重要な考え方です。
本当にやるべきことだけに集中することで時間や労力といったエネルギーを1つのことに凝縮でき、成果を高めることができるからです。
やることを絞ると無駄なことをやらなくて済むので最短距離で成果を出すことができます。
結果、良い成果だけでなく、自分の時間も良い評価もなんでも手に入れられるようになります。
やることが多すぎて、中途半端にしか行動できていない人は、なんでもかんでもやればいいってもんじゃないってことを頭に入れておく必要があります。
何でもやろうとする人は自分がやらなくていいことまでやっていることがほとんど。
エッセンシャル思考はやらなくていいことはとことん省いて、自分が本当にやらなくてはいけない最重要事項を選んで行動するという思考法です。
どうでもいいことまで捨てられないと、本当に重要なことに意識が向けられなくなってしまうので注意が必要です。
最優先事項は人それぞれ。
不要なものを捨てて最優先事項を選ぶためにすべきこと。
それは優先順位をつけることです。
優先順位をつけて1番優先すべきことを明確にした上で行動することが超重要です。
優先順位をつけるために大切なことは成功のための必要最低条件を見極めることと自己分析をすること。
基本的に必要最低条件をクリアできれば、成果を出すことはできます。
だからまずは必要最低条件を満たすために行動するべきなのです。
それ以外のことは一旦やるのをやめてしまいましょう。
例えば、「やった方がいいこと」もやめるべき対象です。
ネットが普及したことによって僕たちは有益な情報をたくさん手にすることができるようになりました。
「やった方がいいこと」というのはネットで検索すると本当にたくさんでてきます。
容易に情報を手に入れられるようになったことで僕たちは何かをする時に「やった方がいいこと」や「やらなくてはいけないこと」の区別がつかなくなっているのです。
そのせいで「あれもやった方がいいのか。」「こんなことまでする必要があるのか。」と何でもかんでもやらなきゃいけない気になってしまうのです。
まずは必要最低条件である「やらなければいけないこと」に全力投球するのが良いです。
「やらなくてはいけないこと」をすべてやったのであれば、その次に「やった方がいいこと」をするかどうか検討すればいいと思います。
でも基本的に「やった方がいいこと」は「やらなくてもいいこと」であることが多いです。
初めから「やった方がいいこと」に手を出すと成功が遠のくので要注意です。
あとは自己分析。
これをなんでやる必要があるのかというと、当然なんですけど優先順位とは人によって異なるからです。
その人の状況やステージ、リソースなんかによって、「やらなくてはいけないこと」は異なります。
イケメンで性格も良くてお金持ちだけど女の子との接点がないAさんと
顔はそこそこで性格も普通で女友達もいるけど清潔感にやや欠けるBさん
がいたとして、女の子にモテるようになるため最優先事項はAさんとBさんで同じでしょうか??
違いますよね。
Aさんの場合、既にモテる要素は持っています。
ただ女の子との出会いが少ないだけ。
だからAさんの最優先事項は女の子との出会いを増やすことです。
一方Bさんの場合は、女の子との接点はたくさんあるけれどもモテるために必要な要素である清潔感に欠けている状況です。
ですから、Bさんの最優先事項はファッションや髪型、香りなどを勉強して清潔感を出すことです。
このように同じゴールを目指していても最優先事項は人それぞれです。
自分にとっての最優先事項を明確にするために自己分析が不可欠となるのです。
手を出せば出すほど、何も手に入らない。
なんでもかんでも手を出しても結局は時間も体力も評価も成功も何も手に入らないし遠のく一方なのでやめましょう。
例えば、僕の知り合いのNさん。
Nさんは他人の仕事までやりすぎた結果、自分の仕事の完成度が上がらず、自分の時間を失ってしまっています。
Nさんはめちゃくちゃ一生懸命仕事をする人で、他部署の人を含め多くの人から頼られる人です。
そんなNさんの人柄もあってNさんのところには本来Nさんがすべきでない仕事が殺到していますが、Nさんは断ることができずすべて受け入れてしまいます。
その結果、
「あー仕事終わらねー」
「なんであの部署の仕事までこっちでやらなきゃいけないんだ」
って言いながら、
依頼主が「お疲れ様でした〜」と言って先に帰っていくのを横目で見送りながら朝早くから深夜まで他人の仕事をしています。
土日もまだ幼い娘との遊びに出掛ける約束を反故にしてまで出社して自分の仕事を片づけるというような生活を送っています。
しかも自分の仕事はいつも期限ギリギリでの提出となり、結局上司からダメ出しをくらってやり直しをするので、頭を下げて自分の仕事の期限を延ばしてもらっています。
Nさんは自分がやる必要がない仕事を捨てるということをしないがために、時間も体力も他人の仕事に奪われて本来の自分の仕事のクオリティーを落としてしまっていますし、何より今しかない大切な娘の成長を見る機会すら奪われてしまっています。
自分で最優先事項を選択しないと他人に都合の良いように選択されてしまう良い例かと思います。(Nさんからしたら全く良くないですが。。。)
最優先事項を明確にした上で、自ら行動を選択することが超大事なのが分かるかと思います。
もう1つ例をあげます。
なんでもやろうとすると自分の価値が下がるという話です。
僕の会社の先輩のSさんはなんでも平均点でできる人です。
何をやっても大きく失敗することもないし、単純作業的な仕事は人よりも速くできるので、頻繁に雑務的な仕事を任されいます。
でもSさんはなんでも卒なくこなすけど、その一方で他人よりも圧倒的に優れている点がないというのも事実でした。
Sさんもそろそろ役職が上がるくらいの年齢ですが、上司からは
「Sさんと言えばコレって言えるものがないよね。役職を上げるには何か極めたものがないと。。」
と言われてしまっています。
何でもできるけど人より圧倒的に極めたものはない。
これって希少性に欠けるんですよね。
サポート要員としては守備範囲が広くて器用な人がいるとめちゃくちゃ助かりますけど、メイン要員にしてはややキャラが薄い。
何かを推し進めていく時の主役にはなれない。
だから評価もされないんですよね。
自分の価値を高めるためには中途半端な武器をいくつも持つんじゃなくて、とびっきりの武器1つ作ること。
他の誰も持ってない武器を1つ持ってるだけで希少で特別な存在になれるんです。
何かに特化するということは何かを捨てるということ。
たくさん手を出しても、何も手に入りません。
選ぶことが大切なんです。
まとめ
何にでも手を出すほど、何も手に入りません。
色々なことに手を出すと時間も労力も分散してしまうからです。
だからまんべんなくやろうとすると少しづつしか進みません。
一方で大切なことに集中すると大きく進化することができます。
ついついたくさん手を出してしまいたくなる人は、
「たった1つしかできないとしたら何をするか。」
と自らに問いかけ、より厳しい基準でやるべきことを選択していく必要があります。
大切なのは「どうしたら全てできるかではなく、どの問題を優先すべきか」です。
努力の方向を絞る必要があるんです。
行動の選択肢の大半は大して重要なことでないことがほとんどです。
本当にやりたいこと、やらなくてはならないこと以外は行動してはいけません。
周囲の期待ややった方が良いことなんかには目もくれず、自分にとっての「最」重要事項に注力することで、大きな成果を得られるようになります。
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